【韓国の醤油】韓国料理で使う3つの醤油(カンジャン)の違い
こんにちは。韓国在住のMEGUです。
日本でもなじみのある醤油は韓国でも調味料に使ったり、餃子(マンドゥ)などにつけて食べたり、韓国で醤油は欠かせない調味料のひとつです。
醤油はハングルで『간장』、読み方は『カンジャン』です。
韓国料理で使う醤油の中でも基本の3種類があります。『ジンカンジャン、クッカンジャン、ヤンジョカンジャン』です。わたしも最初はこれら種類の区別や用途が分かりませんでしたが、大まかにでも理解するようになるとお料理の幅が広がりました。
今回は、韓国で使う3つの醤油(カンジャン)の味や特徴、用途を簡単にまとめてみました。
日本の醤油と韓国料理で使う3つの醤油
キッコーマン | ジンカンジャン | クッカンジャン | ヤンジョカンジャン | |
色 | 濃い | 濃い | うすめ | 濃い |
風味 | 豊か | 強い | うすめ | 豊か |
特徴 | 風味豊か | 熱につよい | 塩の変わりになる | 日本の醤油に近い |
用途 | 万能 | 炒め物、煮物 | 汁物、ナムル | ソースとして |
上記は醤油について簡単に表にまとめた表です。
次は一種類ずつみてみましょう 。
日本のキッコーマン醤油
比較材料として韓国で販売されている日本のキッコーマン醤油をのせています。
原料:豆と小麦
塩分:5mlあたり321mgと記載があります。(100mlあたり6420mg)
日本で販売されているものと同じかはわかりませんが、私が感じた味の特徴はやわらかみのある、風味豊かな味です。
日本の煮物など、日本の味が食べたいときは必ず日本の醤油を使います。
ジンカンジャン(진간장,陳醤油)
色:濃いめ
塩分:100mlあたり6400mg⇒キッコーマン醤油とほぼ同じ
原料:豆と小麦
風味:長い時間発酵されていて風味も強い。
熱を加えても味と風味が変わらず、熱を加えれば加えるほどしょっぱさが減り甘みが増します。
用途:熱を加える炒め物、煮物料理
クッカンジャン(국간장,汁醤油)
色:うすめ
塩分:100mlあたり9,600mg
⇒キッコーマン醤油より塩分が高い(日本の薄口しょうゆに煮ている?)
原料:豆
風味:発酵期間が短いので風味も薄め
色が薄めで塩分が多いので汁物、チゲ料理などに加えても汁自体の色が醤油色に変わらないのが特徴。
うま味が入っているので塩の代用や塩とプラスでナムル類の味付けに使います。
用途:汁物、チゲ料理、ナムルなどの味付け
ヤンジョカンンジャン(양조간장,醸造醤油)
日本のキッコーマン醤油に近い
色:濃い
風味:日本式製造方法である醸造醤油。6か月から1年以上の発酵させてつくられているので風味、味がゆたかです。
用途:風味が豊かなのでソースとして使います。刺身、マンドゥなど
まとめ
以上、【韓国の醤油】韓国で使う3つの醤油(カンジャン)の違いでした。
それぞれ用途によって醤油を使い分けるとお料理の幅も広がり、楽しくなりますね。
どなたかの参考になればうれしいです。韓国料理のときはぜひ使い分けてみてはいかがでしょうか。
コメント