
こんにちは。韓国在住のMEGUです。
こちらのブログは韓国在住歴10年のMEGUが、韓国に住みながら勉強になったことなどをメモし、まとめています。
今回紹介する内容は、韓国の名節の一つである、チョンウォルデボルム(정월대보름)です。
チョンウォルデボルム(정월대보름)とは

チョンウォルデボルム(정월대보름)は
旧暦の1月15日のことを言い、一年で最初の満月が昇る日を意味します。
一年の健康と豊作を祈るための大切な日です。
漢字では『正月大満月』と書きます。漢字だと日本人の私たちは理解しやすいですね。
旧暦1月15日は祝日ではない
韓国では通常、新暦がつかわれていますがこういった伝統的な行事などは、旧暦で行われています。
新暦と旧暦はズレがあるため、旧暦の1月15日は毎年別の日にちになります。
そして、旧暦の1月15日となる2025年2月12日(水)は特に祝日ではなく平日です。
風習(どんなことをするのか)

それでは、チョンウォルデボルム(정월대보름)ではどんなことをするのか具体的な風習を紹介します。
ブロム(부럼)を歯で割る
ブロム(부럼)とは、クルミやピーナッツ、栗、松の実などのナッツ類のこと。
朝、これらのナッツ類を歯で噛み割って食べてこれから1年の間、腫れ物や病気にかからず健康に過ごせるよう願います。
五穀飯(오곡밥)とナムル
もち米、大麦、キビ、アワ、小豆などを混ぜて炊いた五穀飯に乾燥させた野菜のナムルを食べ、豊作を祈ります。
月に願い事をする
満月の月を見ながら願い事をします。
月の家(木や藁で組んだ塔)を燃やして厄を払い、福を祈ります。
チュィブルノリ(쥐불놀이)
火遊びのように釣り竿の針の部分に火をつけたようなものを振り回し、田畑の害虫や雑草を焼き払い豊作を願います。
これらの伝統的な風習は、今でも地域によって行われているそうです。
この時期、マートに行くとクルミやピーナッツ、栗、松の実などのナッツ類であるブロム(부럼)や五穀飯(오곡밥)とナムルなどの食材が並んでいます。
日本での1月15日の伝統行事

日本での1月15日はかつては『成人の日』でした。(現在は1月の第2月曜日)
小正月(こしょうがつ) とよばれ、どんど焼きでは神社でお正月飾りや書初めなどを燃やし、無病息災を祈ります。この炎で焼いた団子は1年健康に過ごせるといわれています。
そして、この日に食べる小豆粥(あずきがゆ)は邪気をはらうとされており、こちらも同様に一年の健康を祈る風習があります。
まとめ
以上、【韓国の名節】チョンウォルデボルム(정월대보름)についての紹介でした。
日本と韓国は1月15日を重要な日とされており、これから始まる1年の健康や豊作などを祈り願う日ということがわかります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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